ジョージ・クリントンのパネル

久しぶりのブログの更新となりまして失礼致しました!

 

12月になりまして、街中がクリスマスイルミネーションやディスプレで賑わうワクワクする季節になって参りました。

 

 

 

 

今回は、この時期にちなんで夫の作品の中でもクリスマスらしいステンドグラスの作品をご紹介をしたいと思います。

 

ステンドグラスはヨーロッパの教会等で素晴らしい作品をご覧になられている方も多いと思います。

 

教会の様な暗い室内から、外からの透過光で色とりどりに輝くガラスを見る事がステンドグラスの醍醐味であり、光によって映し出される色ガラスの魅力や影なども合わせて楽しむ事ができます。

 

こちらのパネルは、ステンドグラスの起源である「宗教画をガラスに描き、教会の窓装飾として使われた」というところから、宗教画を模した作品になっております。が。

 

 

 

 

実は、中央に立つ人物は、キリスト様のように見えますが、Pファンクの総裁『ジョージ・クリントン』というミュージシャンで、軍団が待ち構えている所へマザーシップから降りてきたという、ワンシーンを作品にしたものだそうです。

夫が学生の頃から好きだという「ファンクミュージック」にまつわる作品はいくつかあるのですが、「どうせ言っても分からないでしょ」と私にはあまり説明をしてくれないので、このパネルも長い事キリスト様だと思っておりました^^。

 

うちの母も、もちろんそう思っているので毎年この時期になると、クリスマスにぴったりだと、家の窓にこのパネルを飾るのですが、夫はいつもボソッと「違うんだけどなぁ~」と言っております^^

 

冬の低い角度の光によってできた影を、ふとした時に、家の中で見つけると、うわー!と嬉しい気持ちになります。

 

 

 

 

毎年飾ってくれる母に感謝です!

ガラスは光によって様々な表情や、その影によっても、季節や時を感じる事ができる素敵な素材です。

 

日々の暮らしの中で是非ガラスを取り入れて楽しんで頂ければと思います。

 

只今ステンドグラスでクリスマスオーナメントを作るワークショップも実施しております。

 

【ステンドグラスでクリスマスオーナメント作ろう!】

 

 

日時:12月9日(日)10:00~12:00
場所:埼玉県宮代町 新しい村 ガラスハウス
対象:5歳以上
定員:10名
費用:¥3,000

 

ご好評を頂きまして2回目の開催になります。
あと、3名様お席をご用意できますので是非ご参加くださいませ。
可愛いラッピング付きですので手作りの贈り物にもどうぞ!

 

 

リトルヒーターグラススタジオのある宮代町の『東武動物公園』や、並木道もイルミネーションで綺麗に輝いております。

 

皆様のお越しを心よりお待ちしております!

 

 

ガラスの枡

4月になり色彩豊かな季節になって参りました。

先週はこちらリトルヒーターグラススタジオがある埼玉県宮代町でも桜が満開を迎え、数々の名所で思う存分桜を楽しめました。

日本人にとってお花見とは、桜の美しさと春の柔らかな暖かさの中、家族や友人と楽しい宴を催して心から幸せを感じられる行事の1つではないでしょうか。

そしてお花見の醍醐味と言えば桜を眺めながら頂くお花見酒であります。

今回はお花見の時期に合わせて、おめでたい日本の伝統的な枡をガラスで制作してみました。

枡の形はとてもシンプルなのですが、ガラスで作るとなると、とても手間がかかります。

また、枡の様な形状は工場等の大量生産の技法では作る事が出来ないので、一般的なお店には出回ってはいないと思います。

なので、「有りそうで無いもの」なのです。

昨年、日本酒好きが集まる『角打ち』に伺った際に、利き酒師の女将さんから「ガラスの桝って作れない?」「あったら素敵だよね」というお話を頂き制作を試みました。

『角打ち』とは諸説ありますが、酒屋の角で桝を使い立って日本酒を楽しむ昔ながらの日本の文化で、現在でも厳選されたお酒を気軽に立ち呑みで楽しめる粋なイベントとして各地で開催されております。

今回制作しましたガラスの桝は、素材の特徴を生かした女性らしい柔らかい色合いと、桝本来の量りとしての用途を兼ね備えた容量一合ぴったりの一合桝に仕上げております。

日本の伝統的な文化と、今まで使われていなかったガラス素材での試みで、予想以上の特別感のあるおめでたい桝になりました。

桝の粋な呑み方は、四本指で下部を支え親指を淵にかけて持ち、平らな面から下唇を厚みのある淵の内側にあててくいっと呑むのだそうです。

先日のお花見では宮代町のお米から作られた純米吟醸「宮代そだち」を、このお米が作られた田園と桜のある風景を眺めながら、桝の使用感を雰囲気と共に楽しみました。

世の中には様々な形状や素材の酒器がありそれぞれの特徴を生かした良さを視覚や触覚を通して楽しめます。

いつもと違ったガラスの桝も、意外性がありお酒を楽しく頂けました。

こちらの桝は夫の得意とするキャスティングというガラスの技法で制作しております。
手間と時間がかかりとても根気のいる原始的な技法ですが、キャスティングでしかだせない色合いや質感、形があります。

数をたくさん制作する事ができないのですがご注文も承りますのでお問合せくださいませ^^!

楽しめる器を今後も制作して参りたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハクモクレンのグラス

春になり只今ハクモクレンが満開を迎えております。

私は、最近習得したカメラの知識でハクモクレンの写真を綺麗に撮りたいなと思っていたのですが、その日の天気は曇り空でしたので、夫に「満開なのに晴天じゃなくて残念だな」と言うと、「知らないの?ハクモクレンは曇りの方が綺麗に見えるよ」「自分は好きだよ」と言うのです。
そして昔の話をしてくれました。

彼が小学校5年生のころの事。

丁度このぐらいの時期のある薄曇りの日に、ふと自分の部屋から庭のハクモクレンが満開に咲いているのを見て白く大きく光っているハクモクレンの花がとても綺麗に見えて印象に残ったのだそうです。

「木の枝から、直接白く大きな花を咲かせて、白く光っている。なんて綺麗なのだと」

私もそんな話を聞いて、曇り空の中、カメラを向けてじっくりとハクモクレンを見てみました。

晴天の中、太陽の光を浴びて輝いている姿もとても綺麗なのですが、曇り空のグレーの中で、ハクモクレン自身が白く光っているのもまた、とても白色が際立ち印象的でした。

夫が制作した「ハクモクレンのグラス」はそんな子供の頃に感じた印象をイメージしていたのだと初めて知り、一つのグラスに込められた作り手の思いの大切さを改めて感じました。

自分が見ている視点はまだまだ狭く、様々な角度から物を見て感じ、夫の思いも含めて多くの皆様にお伝えしたいなと思いました。

塚村 剛の「ハクモクレンのグラス」は見た目の派手さはありませんが、グラス自身が白くぼんやり光り、薄く儚い花びらのようなグラスです。

この時期曇り空の中に光るハクモクレンもとても素敵なので是非足を止めてご覧頂ければと思います。

そしてそのイメージで作品をご覧頂くと、違う印象も感じて頂けるのではないかなと思います。

夫が一番好きな花で、3月生まれの息子の記念樹でもあり、私達が工房を構える埼玉県宮代町の町花でもあるハクモクレン。

今回の写真は埼玉県宮代町の進修館に咲いていたハクモクレンを撮影させて頂きました。

只今各地で見ごろを迎えるモクレンを是非お楽しみくださいませ。

グラスのご注文も承っております。

お酒やお茶など、これからの季節の冷たいお飲み物が美味しく頂けます。

見た目以上に手間がかかり、只今制作にお時間を頂いておりますが是非お手に取って楽しんで頂ければと思いますのでお問合せお待ちしております。

こちらのグラスは宮代町のふるさと納税返礼品にもお取り扱い頂いておりますので併せてご注文お待ちしております。

 

 

 

 

 

冬の新作のご紹介

今回は万華鏡(kaleidoscope)をモチーフに色ガラスを構成して制作しました『kaleido glassーカレイドグラスー』をご紹介致します。

冬のこの時期、クリスマスなどの特別な日の装いに、温かい灯りに幾重にも重なる色彩の影がテーブルに映し出される、そんな幻想的なグラスです。

このグラスの特徴は全体的に薄く軽やかで、口元は厚さ2mmの薄さに仕上げております。
薄く、尚且つ色で構成されている物は一般的には出回っていないので、ガラス作家の間でもどうやって作っているのかと良く聞かれたものでした。

制作技法はサギングという電気炉の中の熱で垂らして制作する技法を用いており、微妙な温度管理によって、薄さと色の追及をしております。

色によって硬さが違うと溶ける温度も違うので歪んでしまったり、薄すぎて加工で失敗したりと、今までに何百個と制作を重ねその都度日々進化を遂げております。

夫はとても丁寧で細かい事ができるタイプなので、地味な作業ですがこだわりをもって取り組んでおり、大雑把な私には絶対まねの出来ない、夫にしかできない事だと眺めております。

お酒の専門家によると薄いグラスで飲むのが一番美味しく感じるのだそうです。薄く仕上げた口元により、口当たりがすっきりと日本酒やワイン、ビールなども美味しく頂けるのではないでしょうか。

私は家ではちょっと歪んでしまったB品を日常で炭酸水を飲むのに使っておりますが、泡とグラスの色合いを眺めながらシュワシュワした口当たりの良さでごくごくと美味しく頂いております。

唇で感じる触感とグラス自体の視覚の好みで人は美味しく感じるのですね。
色々試してみると面白い発見があると思います!

 

こちらのグラスはいつもお世話になっております富山ガラス工房さんへ先日お送り致しました。

富山ガラス工房は富山県富山市にあるとても大きなガラス工房です。

富山市では、「富山市ガラスの街づくりプラン」を基本に、ガラスをテーマとした街づくりに取り組んでいるとの事で、ガラス美術館やガラス工房等がとても多い市なのです。詳しくはこちらをご覧ください。

私はまだ行った事がないのですが、ガラスを思う存分堪能できる街なので、一度行ってみたいと思っています。

その他、ネットショップや当工房でもお求め頂けますので是非お問合せくださいませ。

ガラスは夏のイメージが強いのですが、冬のキラキラ光るイルミネーションや、ろうそくの温かい光に輝くガラスは夏の顔とは違う表情を見せてくれます。
是非冬のガラスをお楽しみくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

壁掛け

こんにちは!リトルヒーターグラススタジオです❗️

今日は壁掛けのご紹介です。

ガラスの質感や塊の魅力がご覧頂ける壁掛けです。
ツルツルピカピカのガラスも綺麗で魅力的ですが、
普段馴染みのないガラスの質感もまた面白く魅力的です。
見た目と、触感と、色々感じて頂ければと思います。

絵画の様にインテリアの一部としていかがでしょうか?

ご注文承っております。

rise and fall        W150×H150 ¥35,000
壁と窓                W150×H150 ¥35,000
塚村剛 作

リトルヒーターグラススタジオHP

秋色オブジェ

『In The Light Dub』

W500mm×D150mm×H320mm     塚村 剛    作

日本ガラス工芸協会「日本のガラス展2012」に出展した作品です。光の形を探り表現しました。

秋色のアクセサリー

夫と共に14年前にガラス工房リトルヒーターグラススタジオを立ち上げてから、ジーオーグラススタジオ→ガラス工房グラスプを経て、帰ってきたウルトラマンの如く帰ってきたリトルヒーターグラススタジオとして二人で制作活動をしております。

皆様には作品を見て頂き、嬉しいお言葉を頂けるのはとても励みになり感謝しております❗️

金箔とガラスを使い、ブローチやバレッタを多数制作し、塚村 剛の作品と合わせてLittle Heater Glass Studioの作品としてcreemaというハンドメイド通販サイトで販売をしております。
creema https://www.creema.jp/c/littleheater

今回は秋色を集めてみました。

今後も皆様に楽しんで頂けるワークショップや、制作に励んで参りたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願い致します🤗

https://www.creema.jp/item/4536731/detail

 

https://www.creema.jp/item/4536658/detail

 

Shot glassのご紹介です

キャストという技法で制作した酒器です。

耐火石膏で型を作りその中にガラスを詰めて焼成します。

じんわり熱で溶けたガラスが一つの塊になる時に、 小さな気泡が入るのですが、それがとても綺麗な気泡なのです。

気泡によって、よりガラスの清涼感が出るのですが、同時に熱いガラスが溶けていく事も想像して楽しんで見てください!

リトルヒーターグラススタジオHP

 

ペンダントライト

ペンダントライト

『不思議の国のアリス』のトランプ兵の様な可愛らしいペンダントライトです。

ご注文承ります。

コンポジション ペンダントライト φ100mm×H180mm ¥15,000      塚村 剛  作

リトルヒーターグラススタジオHP